収益性分析
  1. あなたの会社は利益水準はどうですか?
    •  収益性分析は、企業の利益水準の良し悪しを分析することです。利益の絶対額(決算書の利益額)だけでは、利益水準の良否は判断できません。
    •  はい、ここで少しお勉強をしましょう(^O^)。たとえば、A社、B社ともに1千万円の利益がでています。どちらが収益性が良いかはこれだけでは判断ができませんよね(笑)。そこで次にAB両社の総資本を次のように仮定します。「A社:一億円」「B社:一千万円」。あなたならどちらの会社に出資しますか?おそらくB社と答えますよね。なぜなら、B社はたった一千万円の元手で年間1千万円の利益を出しているのに対して、A社は一億円も使っておきながら、たった一千万円しか利益を出せなかったからです。計上された利益が配当として還元されるのを考えれば、B社に投資するのはあたりまえですよね。ものすごく極端な例でありえない数値でしたが解かりやすい例えではなかったですか?
    •  これが利益水準の分析です。「いくら使っていくら儲けるか」大切なことですね(^O^)。
    •  これから起業される方も特に重要な項目ですよ。元手が少ないほど運転資金も少なくすむわけですから…。創業計画に無理がないか慎重に見直しましょう。
収益性分析の基本式

  1. 収益性分析を分解しよう
    •  これで収益性の分析は、利益を資本で割ればいいことが解かったと思います。
    •  そこで、損益計算書を思い出してみてください。一言で「利益」といっても幾つかありましたよね。「営業利益」「経常利益」「当期利益」と、各段階で異なった意味の利益が計算されていました。
    •  また、「資本」も、「自己資本」「他人資本」「総資本」とありましたよね。
    •  このため、収益性の分析もさまざまな方法があります。ここでは実際によく使われているものを紹介しておきます。
      • 総資本営業利益率(営業利益を総資本で割る)
      • 総資本経常利益率(経常利益を総資本で割る)
      • 自己資本当期利益率(当期利益を自己資本で割る)
       中小企業では、先にも述べたように他人資本にまだまだ依存している傾向があります。借入金があれば支払利息が発生しますから、総合的な収益性を判断するうえで最も適している指標は「総資本経常利益率」ではないでしょうか。
総資本経常利益率の計算式

68歳の店長が、楽天出店で月商1400万を達成。その秘密とは?

  1. 収益性を高めよう
    •  収益性を高くするには、資本効率をあげることと、経常利益を増加させることにあります。
    •  まずは、貸借対照表をみてみましょう。
      • 処分できる遊休資産はないですか?
      • 不良在庫の整理はないですか?
    •  損益計算書は次の項目をみてみましょう。
      • 限界利益率を上げる(変動費を下げる)方法がないですか?
      • 固定費削減のアイデアはないですか?
    •  売上がアップしても利益率が下がらないように利益管理をし、過剰資産を抱えることなく適正資本で経営できるよう資産管理を行ないましょう。でも、これってかなり難しいですよね(^_^;)。しか〜し!これができている企業が儲けています。同じ経営者です。あなたにもできるはずですよ。

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