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資本調達の健全性分析
設備投資するときのお金はどうしていますか?
資本調達の健全性分析では、長期的に資金が寝てしまう「固定資産」をバランス良く取得(投資)しているかが判ります。
質問です。固定資産を購入するときに資金を借りる場合、あなたは「短期のもの」、「長期のもの」どちらを選びますか?短期借入金は比較的容易(手形借入など)に審査が通りますから、利用しやすいです。しかし、短期借入金で資金を用意すると、返済期限がきたときに資金が不足することになりかねません。ですからあなたの場合も固定資産購入の資金は、長期性のものを利用しましょう。
理想としては、固定資産などの設備投資は自己資本でまかなうべきです。自己資本は返済不要ですから(笑)。しかし、一般的に中小企業では自己資本率が低く、設備投資をおこなうときに自己資本だけでは無理な場合が多いようです。ですから、前述したように長期性の借入金を利用します。長期借入金は返済期間が長く、返済も規則的におこなわれるため、短期借入より安定した資金利用ができるからです。
設備投資に対して、資金調達バランスがどうか判断する指標は次のものがあります。
固定比率
固定長期適合率
「固定比率」は、固定資産が自己資本でどれくらいまかなわれているかを示します。また、「固定長期適合率」は固定資産が自己資本と固定負債の合計でどれくらいまかなわれているかを示します。
資本調達の健全性分析指標
固定比率と固定長期適合率のイメージ
固定比率と固定長期適合率の注意点
これらの指標にも注意点があります。ちょっと考えてみましょう、何かわかりますか?そうです、固定資産も含み損が発生している可能性があります。
たとえば、バブルの頃に購入した土地は大幅な価格下落となっていることでしょう。建物や機械などは、決算書上での利益をだすために減価償却費を計上していないケースもあると思います。あなたの会社で分析するときは、このような含み損を除いて計算してください。そうすることで正確な数値が得られるようになります。
過剰な設備投資を改善するには?
設備投資が過剰であると判断された場合には、これを改善しなければなりません。
まず、遊んでいる土地があれば売却しましょう。「買った時よりも価格下落で損をするので売るのはイヤだ」、こんな意見を良く聞きます。しかし、銀行の担保物件でなく、かつ、利用する予定がないのなら直ちに売るべきです。土地があってもお金がなければ倒産します。これを銀行へ担保として差し入れても、借りれる金額は売却する金額より少ないはずです。あなたは、売ってお金を手に入れて身軽になるのがいいですか?それとも、担保に差し入れてお金を借りて金利を払い、高い固定資産税を払うのがいいですか?
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